FeliCa(フェリカ)のマイナーからの脱却手段

現在、日本でデファクトスタンダードである非接触ICサービス技術、FeliCa(フェリカ)も世界から見れば、マイナーな規格であることはすでにご紹介しました。実際、FeliCa(フェリカ)が利用されているのは、主に東アジアと日本のみです。特に日本では、非接触ICサービスと言えばFeliCa(フェリカ)と言えるほど、デファクトスタンダードではありますが、世界では、タイプA/Bと呼ばれる技術がデファクトスタンダードとして普及しています。
しかし、ソニーもそれではいけないと手を打ったのが、このマイナーな規格であるFeliCa(フェリカ)を世界中で利用できるようにしようとするという技術です。その技術が、「NFC」と呼ばれるものです。NFCとは短距離無線通信規格を意味する「Near Field Communication」のことで、日本のソニーとオランダのフィリップスが共同開発しました。フェリカは、ISOを取得できませんでしたが、このNFCは、すでに2003年12月に国際標準であるISO/IEC ISO18092を取得しています。
この技術により、ソニーの非接触IC技術であるFeliCa(フェリカ)と、欧米で普及しているフィリップスのタイプA(マイフェア)に互換性が生まれることになるのです。そして、これが実現するとなると、FeliCa(フェリカ)がマイナー規格から脱却する上、例えば日本のFeliCa(フェリカ)技術を利用したEdy(エディ)で、タイプAに準拠したお店で、決済することが可能になるかもしれません。もちろんその逆もしかりです。
FeliCa(フェリカ)を開発したソニーからすれば、国際標準であるISOが取得できなかったことや、世界的に見れば、マイナーな規格であるFeliCa(フェリカ)を、この技術が採用になることで、一気に挽回できるということになります。
また、私達消費者にとっても、互換性が生まれることで、世界中で利用できることは望ましいことと言えます。もしそうなれば願ったりかなったりと言えるでしょう。
